PURA VIDA !
コスタリカで挨拶によく使います。
『プラビダ』
スペイン語で
PURAは「ピュア」、
VIDAは「命」「生活」といった意味なのですが、
「いいね!」や「すばらしい」といった意味でも
使われているようです。
世界のコーヒー農園
-コスタリカ タラス-vol.7では、
まさにPURA VIDAな家族が営む
グラニートス ウェットミルを
ご紹介いたします。
写真は、
グラニートス・デ・オルティス・ミル。
オマール・カルデロン夫婦と4姉妹による
家族経営のマイクロミル(生産処理工場)です。
少しずつ農地を購入し
2019年2月時点では
2000m級と高地を含む8つの農園で
コーヒーを栽培しています。
エスペランサ、
ネリー、ジョイス、2,000、1,900、
パライソといった農園の中から
この日はパライソ農園ともっとも標高の高い
オルティス2,000農園へ行きました。
とっても眺めが良いです。
△パライソ農園 レッドカツアイ
パライソ農園は、
標高1,930mまで登ります。
木が小さい間は、
カスカラと呼ばれる
コーヒーの果肉や、果皮を
有機肥料として使用しています。
水はけのよいサンディローム(砂壌土)ですが
しっかりとカスカラを木のまわりに敷くことで
土が乾きにくくなり微生物の活動も活発になり
コーヒー栽培に適した土壌になるそうです。
△オルティス2,000農園 ゲイシャ
農園敷地内には
レモンやアボカドなど植えられているが
シェードツリーというよりは
風に弱いゲイシャの防風林としての役割が
大きいのではないかと思われます。
オルティス2,000は
その名の通り2,000mを超える場所にあるため
気温が低いため
葉が多く実は少ないが
その分ゆっくりと熟し
チェリーの甘さは今回のコスタリカ出張で
一番甘く感じました。
△イエローカツアイ
栽培品種は、
アツアイ、カツーラ、
ティピカ、ゲイシャ、
ビジャロボス(ティピカの突然変異、もしくはティピカとカツーラの自然交配)
F1、ケニア、スーダンルメなど。
ほかには、
ゲイシャと思って買った苗が
育ててみるとゲイシャではなかったが
ティピカよりフレーバーが良かったことから
名づけられたティピカ メホラードが栽培されていました。
△コーヒーノキのそばにアジサイ
グラニートス・デ・オルティス・ミルは、
一家が運営する農園分のコーヒーだけを
精製処理しているそうです。
収穫期には、
50名のピッカーさん(コーヒーチェリーを摘む人)に来てもらい
精製処理は家族で行っているそうです。
一緒に訪れたメンバーと
コーヒーチェリーから果皮、果肉を分離する
パルパーの構造を見せて頂きました。
収穫されたコーヒーチェリーは下から
スクリューで上がるにつれて果肉が剥がれていきます。
ミューシレージの残量と
その後のアフリカンベッドでの乾燥状態による
色付き具合から
ブラックハニー、レッドハニー、イエローハニー、
ホワイトハニーとハニープロセスの精製名が
名づけられています。
△姉妹の娘婿も一緒に切り盛りしています。
ミューシレージがついたパーチメントコーヒーは
写真のように定期的に撹拌することで
ムラなくまんべんなく乾燥させます。
△四女のジョイス
タラスエリア、ドタ地区でも
とってもアットホームで温かみのある
グラニートス・マイクロミルですが
2014年には、
カップオブエクセレンス(COE)を初受賞して以降
連続受賞しつづける品質本位の生産者さんです。
△とっても仲の良い親子です(*^-^*)
辻本が参加しました2019年のCOEでは
パライソ農園のゲイシャが
ベスト10に入賞しました。
いつか辻本珈琲でも
取り扱いができればと思います。
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カップ オブ エクセレンス 2019
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