ROSMAを訪ねる旅 Vol.1

こんにちは。
今日は、2026年4月に訪問したグァテマラ出張についてご紹介したいと思います。
グァテマラへ産地出張に行くのは、約10年前のアンティグア以来。
久しぶりのグァテマラに胸を躍らせながら、今回私たちが向かったのはウエウエテナンゴです。
目的地は、2024年、2025年と2年連続で辻本珈琲へ来訪してくれたROSMA(ロスマ)。

その時にカッピングしたコーヒーの品質は本当に素晴らしく、
「いつか必ずこの土地へ行きたい」
そう思わせてくれる味わいでした。
そして今回、ようやくその想いが実現しました。
10年前とは違う空気

前回のグァテマラ出張で訪れたアンティグア
前回グァテマラを訪れた時は、グァテマラシティのホテルから安全第一のため単独で外出しなかった記憶があります。
どこか張り詰めた空気があり、常に緊張感を持ちながら行動していました。

しかし今回は、不思議とそこまでの緊張感はありませんでした。
もちろん海外出張なので油断はできませんが、
産地訪問を重ねてきたことで、自分自身も少しずつ変わってきたのかもしれません。
小さなプロペラ機でウエウエテナンゴへ

ウエウエテナンゴへは、グァテマラシティから国内線で移動します。
利用したのは「ムンドマーヤ航空」。
定員20名ほどの小さなプロペラ機は、肩が触れ合うほどの距離感。
エンジン音も近く、機体の揺れもダイレクトに伝わってきます。

フライト時間はおよそ40分。
産地訪問には慣れてきたとはいえ、今回の小型プロペラ機は初めて。
ワクワク半分、ドキドキ半分の空の旅でした。

アレハンドロさんとの再会

▲左からフレディさん、ツジモト、アレハンドロさん
ウエウエテナンゴに到着すると、そこにはアレハンドロさんが迎えに来てくれていました。
小さな空港を出た瞬間、どこか懐かしい感覚。
アレハンドロさんは、2024年、2025年と秋に来日していただき、辻本珈琲へ訪問してくれています。
今回で3回目。
ようやく、彼らのホームへ来ることができました。
初めて訪れる場所なのに、なぜか「帰ってきた」という感覚がありました。
① ファミリア メンデス

最初に訪れたのは、ROSMAが取り組む「Xinabajul Project」に参加する生産者のひとつ、ファミリア メンデスです。
このプロジェクトは、地域の小規模生産者たちが協力し、ウエウエテナンゴの素晴らしいテロワールを活かしながら品質向上に取り組む活動です。

現地では、ミンガさん、そしてファナさん姉妹が温かく迎えてくれました。
ROSMAの想いに共感した最初のメンバー

ファミリア メンデスは、2011年にROSMAの考えに共感し加入した最初のメンバーとのこと。
栽培エリアは「チチメス」。
標高は1,600〜1,800メートル。
約35ヘクタールの農地を、11人で管理しているそうです。
伝統的かつ革新的なナチュラル

現在は
・ウォッシュド
・ナチュラル
どちらも生産していますが、近年はナチュラルプロセスを主軸にしているとのこと。
グァテマラというとウォッシュドのイメージが強いかもしれません。
しかし近年は、フルーティで複雑なフレーバー表現を目指し、ナチュラルプロセスへ挑戦する生産者も増えています。
80年前から続くコーヒー栽培

彼女たちのおじいさんがコーヒー栽培を始めたのは、約80年前。
長い年月をかけて、この土地とともに歩んできた歴史があります。
現在はブルボンを中心に、ゲイシャも栽培しているとのこと。
華やかな香りや果実感だけではなく、
こうした歴史や人の想いもまた、コーヒーの味わいに重なっているように感じました。
“人”がつくる味

コーヒーは農作物です。
標高、土壌、気候。
もちろんそれらも品質に大きく影響します。
しかし実際に現地へ足を運ぶたび、強く感じることがあります。
それは、
やはり最後は「人」がコーヒーの味をつくっているということ。

どれだけ素晴らしい環境でも、
そこに関わる人の想いや丁寧な仕事がなければ、心を動かす一杯にはなりません。
次回のVol.2では、
ROSMAを代表する農園のひとつ「カスカーダ エンカンターダ農園」をご紹介したいと思います。

標高1,890メートル。
急斜面に広がる絶景と、世界中のバイヤーを魅了する品質の秘密へ。
ぜひ続きもご覧ください。
☕ 華やかな香りと甘さの余韻、グァテマラコーヒー

今回訪問したROSMAのコーヒーは、辻本珈琲オンラインショップでもご紹介しております。
華やかさと透明感、そしてウエウエテナンゴらしい複雑な甘さをぜひお楽しみください。
グァテマラ カップオブエクセレンス2025 1位
エキゾチックウォッシュド ゲイシャもご注文承っております。
決して安くはありません。
ただ、このコーヒーでなければ感じれない時間があると思います。
人生一度きり、グァテマラ最高峰のスペシャルティコーヒーはいかがですか?