メキシコ ナランハ

(写真左からミゲル、つじもーと、デメトリオ師匠)

 

メキシコ出張から約6ヶ月経ちました9月下旬。

まもなく辻本珈琲が買付しましたスペシャルティコーヒー豆がメキシコを出港すると連絡が入りました!

年内には販売開始できればと予定しています(*^-^*)/

 

ドライミル

 

今回のブログでご紹介するのは、デメトリオさんと息子のミゲルが中心となって運営しているナランハ農園です。
メキシコ出張の切っ掛けとなったのがデカフェ工場のデスカメックス訪問(ブログ メキシコ2023編 vol.2 & vol.3)とこのナランハ農園を運営管理するデメトリオさんとミゲルなのです♪


 

(精製処理施設の屋上で天日乾燥しています)

 

 

デメトリオさんのコーヒーとの出会いは、2021年のメキシコ COE(カップオブエクセレンス)でした。

同年の品評会で見事11位を受賞したこのコーヒーは、キラキラと明るい酸味と甘さがありその魅力を皆さまに届けたいと取り扱いさせて頂きました。

 

Cup of Excellence 2021 Mexico  11 Ocoteno

Cup of Excellence 2022 Mexico  20 Ocoteno

Cup of Excellence 2023 Mexico  22 Naranjal

 

オコテノ農園(Ocoteno)とナランハ農園(Naranjal)はともにデメトリオさんと息子のミゲルが一緒に運営管理しています。

それから2年間いつか機会をつくって訪問したいと思ってコロナが落ち着いてきた2023年春に訪れることが出来ました。

 

ミゲルとデメトリオさん

 

ナランハ農園、オコテノ農園はメキシコ プエブラ州にあります。幾重にも山々が連なり微少気候が生まれる環境でした。

メキシコ プエブラ

 

山沿いを4WDのTOYOTA車で走っていると道行く人々の暮らしが垣間見えるのも産地訪問の気持ちを高ぶらせてくれます。

 

メキシコ 道行く子供とロバ

△ロバ?を連れていた道行く人

 

ナランハ農園でデメトリオさんと合流したらすぐにコーヒーチェリーを精製処理している水洗処理施設を見学しました。

 

 

コーヒーチェリーは写真下の道具(青色のパレット)を使用して熟度を確認していました。

 

精製処理工程の説明を受けた後、農園で向かいました。

ナランハ農園は標高1,200m付近の急な斜面にコーヒーノキが栽培管理されています。

Marsellesa,Garnica,Typicaといった品種が植えられていました。

 

ナランハ農園

 

農園内にはシェードツリーとしてオレンジ(=Naranjal)が植えられていてナランハ(Naranajal)農園の由来になっています。

デメトリオさんは急な斜面でもどんどん上って摘んでくれたオレンジはとってもジューシーで疲れも吹っ飛びました(^-^)

 

△農園を説明してくれるミゲル

 

ナランハ農園は、ミゲルやAMSA社の農業技師のもと、以下のように樹や土壌を入念にケアしながら生産に取り組んでいるそうです。

・Marsellesaはさび病耐性があるため比較的低地に、さび病に弱いがで品質と生産性があるGarnicaを標高が高いエリアで生産。

・葉には定期的にカビを死滅させるための農薬を使用し、耐病性を確保。

・土壌に微生物を撒くことで微生物が根の一部として働かせ、土壌養分を吸収させる。

・品種による枝の伸び方を研究し、樹々がお互いの成長を妨げないよう間隔を調整。

・樹は1本でも病気にかかると周囲に蔓延してしまうため、同じタイミングで適切なケアを行う。

・80cm以上に伸びた木をカットバックすることで、樹木を若々しく保ち、また除草も行う。

 

 


デメトリオさんは当初、上記のような取り組みに必要性を感じていませんでした。

しかしミゲルや農業技師が丹念に説明することで説得し、さらに高品質なコーヒーを栽培できるようになりました。

 

 

コーヒーの苗木

△コーヒーノキの苗木

 

農園を見学したあと、自宅に招待してくれました。

街を一望できるテラスからの眺めは最高でした!

 

 

テラスでコーヒーとタコスを頂きながらデメトリオさんとミゲルに質問させて頂きました。

辻本「コーヒーの栽培に携わるなかで幸せを感じるときってどんな時ですか?」

 

デメトリオ

 

デメトリオ「農園を管理に生きがいを感じるし、我が子のように思いながらしてるよ。」

ミゲル「決して裕福ではない家庭で、家族の農園を刷新、管理することは簡単ではなかった。それでもこうして家族と働くき、改善できて本当に良かった。そしてコーヒーによって家族のことを沢山知ることができてとても幸せだ。」

 

そんな言葉を聞けて私自身も一粒一粒を大切に、そして想いのこもったコーヒーを少しでも良い状態でコーヒーを楽しんでくれる皆さまにお届けしたいと改めて感じました。

 

 

今年、カップオブエクセレンスで受賞したナランハ農園の受賞コーヒーとオコテノ農園の特殊プロセスのマイクロロットコーヒーを後日買い付けさせて頂きました。

販売開始は2023年12月以降になるかと思います。

 

私自身もすごく到着を楽しみにしているコーヒーの一つです。

ぜひ、皆さまと一緒に楽しめたらと思います。

 

 

お気づきの点や、ご要望などは

お電話、メールでのお問い合わせも承っております🌿

 ✉️info@tsujimoto-coffee.com

 📞0725-54-3001

 📞0725-54-3017

担当 しゃちょー 辻本智久

カフェ、美容室、ホテルの運営者様へ

美味しいコーヒーでお客様に素敵な時間を提供しませんか?

私たちは、産地で買付けしたスペシャルティコーヒーや

妊婦さんも安心のカフェインレスコーヒーなど

煎りたての新鮮なコーヒーをお届けいたします。

▽ホールセール(卸売り)やドリップバッグ製造のご相談はこちら

ドリップバッグOEM窓口